[00:00.000] 作词 : 管梓
[00:01.000] 作曲 : 管梓
[00:15.020]​拝啓
[00:16.073]​赤い月の城の君へ
[00:19.286]​青い星の街の君へ
[00:23.271]​ときどき､こんなことを思いませんか｡
[00:27.084]​世界はあらゆる可能性に満ち､
[00:29.556]​枝分かれし続けている｡
[00:32.681]​ある選択からはその選択をしなかった世界が生まれ､
[00:37.206]​ある結末からは新たな始まりが生まれる｡
[00:41.375]​君といることを選んだ瞬間に､
[00:44.211]​君といることを選ばなかった世界や､
[00:47.152]​選べなかった世界もどこかに生まれるの｡
[00:50.335]​そんな世界にいるわたしたちは､
[00:52.519]​どう暮らしているのかな｡
[00:55.158]​別の場所で､
[00:56.702]​別の誰かと笑い合ったり､
[00:58.832]​涙を流したりするのかな｡
[01:02.012]​すべての世界の君を知ることは決してできなくて｡
[01:06.076]​ほんとうの意味で君のすべてを知ることはなくて｡
[01:09.848]​そのことがなんだか苦しくなったりもして｡
[01:13.890]​もしも世界がすり替わってしまったとしたら?
[01:18.708]​わたしが見上げている空の先にいるのが､
[01:21.904]​わたしの知っている君ではなくなってしまったとしたら?
[01:25.969]​なにかの拍子に､
[01:27.496]​この世界にいるわたしが､
[01:29.483]​別のわたしとして生きることになってしまったとしたら?
[01:33.648]​そんなことを思いながら､
[01:35.444]​赤い月を､
[01:37.087]​青い星を､
[01:38.746]​不穏なあざに似た海を､
[01:41.218]​甘いソーダに似た海を､
[01:43.983]​いつまでも､いつまでも､
[01:46.852]​見上げています｡
[01:49.594]​はーあ｡
[01:51.247]​なんだかとりとめのない話になってしまいましたね｡
[01:55.453]​もうそろそろ寝る時間です｡
[01:58.894]​眠っているうちに世界がすり替わってしまいませんように｡
[02:03.476]​目を覚ましても､
[02:05.075]​君を知っているわたしで､
[02:07.590]​君の知っているわたしで､
[02:10.324]​わたしを知っている君で､
[02:12.881]​わたしの知っている君で､
[02:15.154]​いられますように｡
[02:17.679]​そんなことを願いながら
[02:19.737]​眠りにつきます｡
[02:21.857]​おやすみなさい｡
[02:23.757]​敬具

作词 : 管梓
作曲 : 管梓
​拝啓
​赤い月の城の君へ
​青い星の街の君へ
​ときどき､こんなことを思いませんか｡
​世界はあらゆる可能性に満ち､
​枝分かれし続けている｡
​ある選択からはその選択をしなかった世界が生まれ､
​ある結末からは新たな始まりが生まれる｡
​君といることを選んだ瞬間に､
​君といることを選ばなかった世界や､
​選べなかった世界もどこかに生まれるの｡
​そんな世界にいるわたしたちは､
​どう暮らしているのかな｡
​別の場所で､
​別の誰かと笑い合ったり､
​涙を流したりするのかな｡
​すべての世界の君を知ることは決してできなくて｡
​ほんとうの意味で君のすべてを知ることはなくて｡
​そのことがなんだか苦しくなったりもして｡
​もしも世界がすり替わってしまったとしたら?
​わたしが見上げている空の先にいるのが､
​わたしの知っている君ではなくなってしまったとしたら?
​なにかの拍子に､
​この世界にいるわたしが､
​別のわたしとして生きることになってしまったとしたら?
​そんなことを思いながら､
​赤い月を､
​青い星を､
​不穏なあざに似た海を､
​甘いソーダに似た海を､
​いつまでも､いつまでも､
​見上げています｡
​はーあ｡
​なんだかとりとめのない話になってしまいましたね｡
​もうそろそろ寝る時間です｡
​眠っているうちに世界がすり替わってしまいませんように｡
​目を覚ましても､
​君を知っているわたしで､
​君の知っているわたしで､
​わたしを知っている君で､
​わたしの知っている君で､
​いられますように｡
​そんなことを願いながら
​眠りにつきます｡
​おやすみなさい｡
​敬具